果樹園木楽 – ジェネバ・ぐんま名月を産直

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blog木楽だより

果樹園の冬仕事 ~剪定~

2020年3月25日

 

りんご農家の仕事って、収穫の時期以外はあまりイメージしづらいかもしれません。
意外に思われるかもしれませんが、ほぼ一年を通して仕事があります。
年間の作業を知りたい方は、HP「木楽の暦」をご覧くださいね。

冬、一年で最初の作業は「整枝・剪定」です。
果樹園木楽では、2月になると剪定を開始します。
(今年は雪が少ない年でしたが、ここ山形県朝日町は豪雪地帯のため、雪が多い年は1月でも雪下ろしの作業が必要です。)

「整枝・剪定」(※以下「剪定」)は枝を鋏(太い枝はのこぎり)で切って、全体のカタチを整える作業です。
木の全体を見渡して、光と風の入り方などバランスを考えながら、一本一本枝の要不要を見極めていく作業です。

では「剪定」をしないとどうなるのでしょうか?

・伸び放題に伸びた枝で、中心部の日当たりが極端に悪くなり、葉っぱや実に光が届かなくなります。

・枝が増えると風通しも悪くなり、病害虫の原因にもなります。

・脚立に登っても届かないほど高い木になってしまい、摘果や葉摘みなどの作業、もちろん収穫もできなくなります。

・ごちゃごちゃと枝がたくさんあることで、木の栄養が分散されて、実つきが悪くなったり、味にも影響してきます。

・樹勢(じゅせい。木の成長の強さ)のバランスが崩れます。樹勢が強すぎても弱すぎても、実がつきにくかったり、実に栄養がいかなくなります。そのため、樹勢が強すぎる枝を切り落として勢いを弱めたり、樹勢が弱い木は枝を多めに切り落として全体に栄養をいきわたらせるようにするなどの調整が必要です。

などなど、剪定が果樹の味や収量にも影響してくるので、とても大切な作業なのです。

また品種によって木の特性も異なるため、剪定方法も変える必要があります。

2月からはじまった剪定、果樹園木楽では、だいたい4月上旬~中旬頃に終わります。
本当は3月中に終わらせるのがベターですが・・。
木の本数が多いため、雨の日も、風の日も、雪の日も作業しても2ヶ月以上はかかってしまいます。

冬場の剪定は、芽が動き出す前、つまり木が休眠状態のときにした方がよいと言われています。
でも今年は暖冬のため開花時期も早まりそうなので、園主は焦っています(たぶん)。

ちなみに、上記写真は3月17日のもの。
例年はまだまだ雪が積もっている時期です。
今朝(3月24日)は久しぶりに雪が積もりました。

もちろん剪定作業をしている女性もいますが、男性がすることの方が多いようです。
私も嫁に来た1年目は、剪定に挑戦したものでした・・(遠い目)

ある先輩農家の方にたずねたときにも、やはりダンナさんが剪定をしているとのこと。
「ダンナしかできないことがひとつくらいないと。顔を立てるために、私は剪定はしないの。」とおっしゃっていました。
なるほど!
私も夫の顔を立てるために(!?)、剪定は園主に任せて枝拾いを担当しています、ということにしました(笑)

今日は雪が積もって枝拾いができないため、ブログの更新をしました。
今年の目標は、情報発信です!
・・って、今年初めてのブログでした。・・・あれ?

気を取り直して(汗)、次は枝拾いについて書く予定です。
なんて地味なテーマ!(笑)
でも実は、けっこう好きな作業だったりします。
乞うご期待♪

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